発リンクにもSEO効果があることが証明される

発リンクとは、(自サイトが)他サイトにリンクを貼ることです。

これまで被リンク(他サイトからリンクを貼られること)がSEO効果があることは私が知る限りでは10年以上前から言われてきました。

そして、2016年3月23日にGoogleが検索上位表示要素TOP3を初めて公式発表し、その中で1位がリンクと発表されました。詳しくは、2016年3月29日の記事に書いています。

これまで他サイトからリンクを貼られることでSEO効果があることは証明されておらず(むしろ効果がやや下がると言われ)、被リンクが効果的だと言われてきたので、この「リンク」というのはおそらく被リンクのことだと思いました。

他サイトからリンクされるということは、他サイトに紹介される価値あるサイトだと評価されます。その他サイトがその分野の専門的なサイトであったり、信頼性の高いサイトであったりすれば、そのようなサイトからリンクを貼られているということはユーザのためになる優良サイトとされ、さらに信用度も上がり、検索上位表示される率が高まります。

そして、ここからが問題なのですが、他サイトからリンクを貼られるとSEO効果がありますが、逆に他サイトにリンクを貼った場合にはSEO効果がないばかりか、自サイトの価値を少し下げることになると言われてきました。2016年4月21日の記事で私は以下のように書きました。

リンクすることで自社サイトのページの価値をリンク先にすこし受け渡すことになる

ですが、実験により今回発リンクの効果が証明されたので、これについて書きたいと思います。

発リンクで、自サイトの順位上昇

Googleは以前から発リンクについてはSEOの効果がないと発言していました。2015年末、そして2016年はじめにGoogleのジョン・ミューラー氏が自サイトから他サイトへのリンクは特に順位決定の要因にはなっていないと発言しました。

今回、米リブート・オンライン社が行った研究結果では、発リンクは検索順位を上げることが証明されました。

LINK-FLOWサイトhttp://www.rebootonline.com/blog/long-term-outgoing-link-experiment/

研究の概要と検証結果は以下です。

研究の概要:似たサイトで順位の動向を比較

研究リーダーの著名SEOアナリストのランド・フィスキン氏は、下記のような実験を行いました。

  • Googleがインデックスしていない全く新しい造語を作成する
  • その造語(「phylandocic」等)をコンテンツに含む似たような10サイトを作成する
  • 10サイトのうち5サイトのコンテンツから、力のある外部サイト(オックスフォード大学ホームページなど)にリンクを貼る
  • 「phylandocic」で検索すると上記10サイトだけが掲載される
  • 発リンクあり5サイトと他5サイトの順位を追い、どちらが上位になるか検証する

検証結果

最初の検索結果では、発リンクありサイトと発リンクなしサイトで、どちらの方が上位ということはありませんでした。

しかしおよそ1週間で発リンクありサイトの検索順位が上がり始め、実験開始後6週間で、発リンクありサイトが上位5位を独占し発リンクなしサイトは全て6位以降に下げられるという結果となりました。発リンクありサイトが勝利しました。

実際の検索結果画面です。 赤枠で囲った上5つが発リンクありサイトです。

発リンクによる検索上位効果が認められる

まとめ

今回の実験によって証明できたことは、下記2つです。

  • 発リンクにSEO効果が認められる
  • 検索エンジンの各アルゴリズムはGoogleでも完全には把握できていない

今回の実験は、実際に試してみることの大切さを教えてくれるものでした。

※発リンクのSEO効果が分かりやすい状況下での実験なので、実際にはここまでうまくいかないこともあるかと思われます。

やはり今の最重要SEO対策は、リンク、コンテンツ(キーワード対策)、RankBrainです。もちろん、非常に複雑なので、これら以外にも対策をしなければならない点は多いですが、とりわけ重要な指標としている被リンクは必ず押さえるべきポイントだと思われます。

最後に申し上げますが、SEOは水ものであり移り変わりの激しいものですので、今回申し上げたことは目まぐるしく変わる検索エンジンの現時点での事柄でしかないことをお断りします。

ブレイクタイム

動くと汗ばむくらい少し暑くなってきたと思ったら、突然冷え込みましたね。ちょうど一週間前の5月9日に大垣青年重役会様(場所:大垣フォーラムホテル)にて講演をさせていただきました。内容としてはWeb戦略について、新規受注と新卒採用の事例をもとにお話をさせて頂きました。拙い説明でしたが、皆さんとても熱心に聴いて頂けて嬉しかったです。感謝いたします。

大垣市は歴史情緒あふれる街です。昨年末に岐阜市で開かれた広域連携シンポジウム(場所:じゅうろくプラザ)に参加したのですが、経済学者の神野直彦先生が、岐阜市は山紫水明、鵜飼い等の文化があり、都会にはない良さがありますとおっしゃり、都会に勝とうとするのではなく、岐阜市まで来なければ見ることができない文化を大切にすることが大事ということをおっしゃいました。

大垣市も文化の街です。全国でも有数の自噴帯にあり、豊富な地下水により水の都と呼ばれています。市内には至る所に風情ある川の流れを見ることができ、名水を生かした水まんじゅう、奥の細道結びの地としても有名です。

このようなこの地にしかない良さを大切にして、情報を外部に発信していくことが大事だと思います。

それではまた、次のブログでお会いしましょう!