高山市の観光についての取り組み

高山市青空と雪私は自分の人生しか知らないので、自分以外の他の方から(他の方の人生や考え方から)学びたいと思っており、本を読んだり、講演会に参加したり、特にお話をお聞きしたい方にはコンタクトを取ってお話をお聞かせいただいたりしています。

昨日は高山市の舩坂酒造店さんと高山市の海外戦略部さんのご講演をお聴きし、とても共感したことや初めて知ったことがあるのでブログに残しておきたいと思います。

ご存知のように高山市は、中部地方を代表する観光地で、10年間で5倍の外国人が訪れる国際都市に急成長した都市です。

舩坂酒造店さんのお話

私が有巣社長のお話の中で最も共感したのは、「歴史、伝統、文化、価値観、風習、生活様式、商習慣等の違いが大きい海外の人々を迎え入れることで、自分の地域の魅力や価値を再認識することができる」という部分です。

ご自身が経営コンサルタント会社に勤務されていたことから、地域内を訪れる外国人観光客の動態を調査分析の上、行動特性を踏まえて優位性を発揮できる顧客層を特定し、顧客層ごとのニーズや競合地域との差別化の分析を行った上でプロモーション施策をされています。

(※写真はお話の前にいただいた飛騨牛すき焼き御膳です)

高山市さんのお話

平成23年に海外戦略部を設置し、インバウンドと海外販路の開拓、多様な国際交流、地域特産物のセールスを1つの部署に集約し、縦割りではなく、横串を通したということを知り、行政として画期的なことだと思いました。

観光客に無料で配布されているぶらり散策マップは、11言語で国ごとにデザイン・写真が異なっているというのも、力を入れている企業であれば考えられることですが、ここまでされている自治体さんのパンフレットは初めて見ました。

国ごとに好まれるもの、望まれるものは異なるので、(また同じ国でも地域によっても異なると思います)、このため、企業パンフレットは、日本版と海外版でデザインを変えているところもあります。(実は当社も変えています。)

高山の街巡りで気づいたこと

高山の橋お土産店でお店の方が普通に外国人に英語で話しかけたり、お茶をふるまったりし、外国人とコミュニケーションを取ろうとする気持ちが伝わってきました。一店ではなく、数店でこういった光景を見ました。

2016年のトリップアドバイザーによると、日本のレストランランキングの1位と5位が高山市の店舗で、1位の店舗は様々な要望(ベジタリアンなど)に親切に応えるおもてなしから外国人に人気のようです。

街全体からやんわりと感じたことは、「こんな遠くまでわざわざ来てくれてありがとう」という気持ちです。

観光客に感謝の気持ちをもつ地元企業と企業を後ろからサポートする行政、官民の連携が街全体のおもてなしに表れているように感じられました。

スマートフォンの電源落ち

高山の雪寒さから、外にいるときは電源が落ちてしまいました。このため、一部写真は一緒に行ってくれた方からの提供です。写真の提供、ありがとうございます。

行かれる方はスマホ対策されることをおすすめします。電池が減るのも早いので、ノートパソコンから充電しましたが、充電できるものがあるともっと楽しめると思います。

ひしひしと感じたこと

今回ひとつ残念に思うことがありました。

宿泊施設では中国(大陸)の受け入れが大変だったから、台湾にPRしているということを知りました。他の地域でも聞く話です。

中国は日本にとって最大の貿易国(お客様)で、外国人観光客としても一番のお客様です。しかしながら、政治、文化、習慣の違い等により、ターゲットにすることをためらわれることがあります。

私は、10年以上Webマーケティング関係に従事していますが、学生時代には北京大学に留学し、中国語学の研究をしていました。日本では、中国については良い部分を一切報道せず、非常に偏りのある報道のため、そしてそれを非常に多くの人々が鵜呑みにしてしまうため、嫌いな国ナンバーワンになってしまっています。

ですが、実際に住んでみると、当然のことながら日本や日本人にはない良い部分があります。一部の中国人観光客(団体客)が日本に来てなぜ日本人が困るような行動をとってしまうのかが分かるようになります。

中国人は中国で流れる報道を正しいと思っていないので、自分がよく知っている人の意見を聞きます。このため、SNSの情報を信用して動きます。政治と人を切り離して考えることができています。

 

難しいと思われがちな中国人観光客について、せっかく好意的に(政治とは切り離して考えて)来日頂けているので、二者がお互いに自然とうまくいくように、僭越ながら次回書きたいと思います。

次回

以下の内容で中国について書く予定です。

・経済大国中国

・IT先進国中国

・訪日外国人数ナンバーワン中国

・観光における課題

・観光対策